第106回 問218-219

解答は2と4

解答は1

解説
橋本病とは自己免疫性疾患の一種。甲状腺が腫れて首の圧迫感や違和感、代謝低下など。成人女性の10人に一人、成人男性の40人に一人に見られる。
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体や抗サイログロブリン抗体と言った甲状腺に対する自己抗体が陽性となる。
昆布や,ヨード卵、ヨウ素含有咳嗽液などにヨウ素が含まれるため、過剰摂取によって甲状腺機能低下を認めることがある。
特に甲状腺ホルモンが妊娠の維持や子供の成長に必要なホルモンであるので、甲状腺機能定義、月経異常や、不妊、流早産や妊娠高血圧症候群と関連されている。
甲状腺ホルモンが作られなくなるので、甲状腺機能低下ぎ起こる。甲状腺刺激ホルモンTSHが10μU/ml以上などではT4製剤の服用を行う。
レボチロキシンは鉄剤、亜鉛、アルミニウム含有製剤などでは甲状腺ホルモン製剤の吸収阻害が起こるので服用間隔を空ける。
参考
一般社団法人 日本内分泌学会
T4はレボチロキシンナトリウム(先発名チラーヂンS)として医薬品があり、血中半減期が6-7日と長く効果持続するため1日1回服用。T4は甲状腺や肝臓、腎臓で代謝されてT3となり、生理作用が働く。
T3はリオチロニンナトリウム(先発名チロナミン)として医薬品があり、血中半減期が7時間と短く効果発現は早いが1日3回服用。
T4→T3に変換され細胞内で効果発現する。

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